Peko's Gun Box | |
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata) |
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南部式自動拳銃大型 着脱式銃床付 追記(おまけ) |
南部式自動拳銃大型 着脱式銃床付 | |
ガンプロフェッショナルズ2015年10月号に南部式自動拳銃の記事を書かせていただいたことは、これを見ている方はたぶんご存知の事とは思いますが、少しだけおまけを書かせていただこうと思います。 Gun Professionals 2015年10月号 南部式自動拳銃大型着脱式銃床付の記事はこちら! |
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ガンプロの記事にも書いたのですが、この記事を書くにあたって本当に苦労しました。 なんせCAWのパパ南部が出た時に連動して床井さんが詳しく歴史についてレポートし、タークさんがメカについてレポートした後なので私は一体何を書けばいいの?(汗) | |
当初、ちょっと珍しいガンを入手したのでレポートしては?と声をかけたらガンプロの松尾副編集長が「Pekoさんにぜひ書いてほしい! 何ヶ月かかってもいいから!」と頼み込まれてしまったのです。 雑誌の記事となると一度出てしまうとやり直しがきかないのでホームページを気軽に書くのとはまるで違うし、いつものような書き方ではなく松尾さんから「いちおう専門誌なので です。ます。調ではなく断定する言い方の 〜だ。 という文調で書いてください。 他のレポーターの方にもそうしていただいています。」 と言われ ますますハードルが高くなってしまいました。(笑) | |
ただダラダラとガンの紹介文を書いてもつまらないし、どうせ書くなら面白い記事を!とホームページの記事を書くときも思っているので どうした物か?とかなり悩みました。 私は関西人なのでやはり話には落ちがないと面白く無いですよね!(爆) などと考えながら記事を書いたのですが、いかがでしたでしょうか? 大半の人は文章など読まずにパラパラと写真を見て終わりだろうとは思いますが、読んだ方から「読み応えがあって面白かったです!」 と言われた時はやはり嬉しかったです。 文章はかなり気をつけて校正を2〜3回して出しました。 それに松尾さんがあちこちを少し手直しと加筆をされて最終稿になったのですが、その手直し部分に結構誤字や変換ミスがあってそれを全部直すように頼んだのですけど一箇所だけ直されずに出版されてしまいました。 みなさんはどこだかお気づきになりましたでしょうか? それは一番最後の一行で 「それはそれで夢があって良いと思うのがいかがであろうか?」 の下りで 思うのが → 思うのだが と「だ」が一字抜けているのです。 気付いた方は最後まで読んでいただけたということになるわけですね!(笑) | |
実射モデル!? | |
ちなみに写真の中で軍服を着てモデルをやってくれたのは親友の池田くんで私ではありません! 軍服を着ていなくて腕時計をしているのが私です。 今回も手だけです!(爆) | |
親友の池田くん、ありがとうございます! |
今回も手だけの出演です。(笑) |
第二次大戦各国軍用品カタログ | |
これまだ持っている方いますよね? |
記事でも書きましたが、古くからのモデルガン・マニアの方ならたぶん見たことがあるであろうTRCのカタログ、その83ページにJAPANESE HANDGUNというイラストでの紹介が載っていて南部式拳銃(甲)と南部式拳銃(乙)ベビー南部ともいう という記述があって長いことそれを信じていました。 このカタログには六人部さんが試作した鉄製一丁もののマシンガンやピストルの写真がたくさん載っていて当時ではかなり資料性の高いもので、これでガンの名前を覚えたものです。 全ページを紹介したいのですがスペースの関係もあり(笑)そのうちということで! |
このページです! |
南部式拳銃 乙 ではなく Z(ゼット)? |
まだ黒かった頃のモデルガン! |
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六人部さんの手作り一品物マシンガン! 素晴らしいです! |
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誘拐の掟! | |
ワイルド7のパパ南部のシーンはどこだったかな?と捜したら人の記憶はいい加減なもので、どの話だったか全然思い出せず見つけるのに苦労しました! 第三章 誘拐の掟 の中に出てくる八百が使う南部式は左右非対称でそのシーンが何故か心に残っています。 | |
薬莢がボトルネックじゃあない!と突っ込んでみる! |
八百の南部式! |
ラストブルー | |
「ラストブルー」とはガンの仕上げでガンの表面にだけブルーがかかるもので内側はスチールの地肌が残るのです。 ブルーをかけた後、真っ赤に表面が錆びる(ラスト)まで置いておき、沸騰したお湯のタンクにつけて錆を飛ばすと綺麗なブルーになるという手法からその名があるようです。 | |
内側にはブルーがかかっていません! |
フレームの内側も! |
最近ちょうど預かった十四年式があるのですがこのガン、ガン誌時代にジャックさんがレポートに使いその後もちょくちょく登場している十四年式なのですけど私の所有する十四年式と比べてみたのです。 このあずかった十四年式、程度はまあまあ良いのですがトリガーとセフティーが黒く染まっています。 後期の十四年式は昭和十七年頃から手間を掛けないように全部黒染めにされたようです。 それまではトリガーとセフティーはストロー・フィニッシュだったのですがこの時期になるとボルトまでブルーがかかっています。 それまではラストブルー仕上げだったのにブルー液に全部つけるようになったのでしょう。 それは九四式も同じです。 末期になると仕上げなどとはいえないひどいものでただ弾が出るだけの本当に自決用のようなものになってしまいました。 | |
昭和18年と15年の十四年式 |
トリガーとセフティーは本来ストローフィニッシュ |
内側も18年のは黒いのです。 |
ボルトも黒染め! |
8mm 南部 | |
ガンショーでは見つからなかった8mm南部弾ですがオンラインで捜したらいくつか見つけることができました。 しかしどれも初速がまちまちで実射に使った弾ぐらいの初速でないとうまく作動しない可能性があります。 83グレインで1117fps ほど出ていたリロード弾ですが、100グレインの弾頭で1140fps と表示のあるものを頼んでみました。 つまり重い弾を同じぐらいまで初速を上げているということでパワーはこちらのほうがあるということになります。 あるサイトでは850fps しか出ていないものも売っていたりするのですけどガンが古いので弱装弾としたのでしょう。 しかしそこまで弱いとジャム続出となる可能性が大なのです。 前回のリロード弾はちゃんと8mm 南部のケースを使っていたのですが今回のは40 S&W と357SIG のケースが使われていました。 まあ357SIG は40 S&W のボトルネックなので9 mm のところを8 mm まで絞ったということですね。(笑) | |
8mm南部 100グレイン弾頭 |
ケースは357SIGと40S&W |
東京陸軍砲兵工廠製 | |
陸軍砲兵工廠製乙型のストック付についてなんと先月発売されたガンプロフェッショナルズ11月号 P163のGUN HISTORY ROOMで杉浦久也氏が私の質問についてわざわざ書かれていて興味ある仮説を書かれています。 この場を借りてお礼を申し上げます。 東京陸軍砲兵工廠製でストックのスリットがある個体は3丁+1丁(カービン)とする記述ですが、それはカナダの友人が日本軍銃器コレクターであるテリーさんから送っていただいたそのことについて書かれた本のコピーによるものでまず1丁しか存在しないであろうカービンモデルの写真が載っているので大変興味深いものです。 | |
めずらしい南部式カービン! |
なんとシリアルナンバーひと桁! |
本物?偽物? | |
残念ながらフレームとバレル部分でシリアルナンバーが違っているわけですが、私はフレーム部分はもとからストック用のスリットが入っていたと思います。 その経緯はわかりません。 しかし今まで見てきた経験上、リフィニッシュしてあるかどうかというのはだいたい雰囲気でわかるもので少なくともフレームに関しては何も手を加えていないと考えています。 ま、そのほうが楽しいではないですか!(爆) | |
フレームの厚みの部分にもブルーがかかっていない! |
東京陸軍砲兵工廠のマーク |
所さん!大変ですよ | |
先日出たガンプロ11月号のアラバマでのガンショーの記事のところでテリー矢野氏がNHKの番組のことについて書かれていましたが、(P116) 丁度南部式の記事を書き終えた頃、私も「所さん!大変ですよ」という番組を見ました。 みなさんの中にも見られた方がいると思いますが、たしかに内容は?な物で、旧日本軍においてピストルは自決用と放映されたので少し記事の記述も変えることにしました。 番組の中でそう証言されているので変えざるおえなくなったのですけどね。 所さん!大変ですよ 「世にも不思議な珍事件SP」 http://www.dailymotion.com/video/x30shi3 |
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テレビの取材 | |
たぶんもう20年ぐらい前の話ですが、私も日本のメディアからアメリカにいる日本人の目から見たアメリカのガン規制について話を聞かせて欲しいということで友人宅で友人と一緒にTVインタビューを受けたことがありました。 しかしながら質問がプロデューサーの意図する方向へ誘導するかのごとく、意図的にガンは悪!という方向へ持って行きたいのが感じられました。 結局は何か他の特番でその番組自体はボツとなったのですが、それ以来日本のTVメディアには協力したくないと感じました。 日本人は昔から活字とTVには弱いというかすべて本当だと思ってしまうので自分の目で確かめて物事を判断して欲しいと思いますね! つまりは南部式(乙)はベビー南部と信じてしまうのもそういうことなのです!(笑) 10/14/2015 |
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