Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 48 HRS. (1982)
 48時間
 今回のお題はこのホームページのお客さんからのリクエストで主人公のうちの一人、ニック・ノルティー演じるジャックが使うガンについて解明してほしいという依頼です。 最初はM29の4インチを使っていて犯人のガンツに奪われそのあとは1911を使うのですが、その1911がどんなモデルかを知りたいということでした。 そして犯人のガンツも44マグナムを使っているという物語の内での設定ですがそれも検証してくださいとのこと! この1911が後で頭を悩ませることになろうとは!(爆)
 S&W M29 4in Model


カスタムグリップのついたリボルバー!
 まずはジャックのガンから見ていきましょう。 最初の方からショルダーホルスターに入ったリボルバーが出てきます。 ウッドのカスタムグリップのついたリボルバーですが、このグリップ、どこかで見たような気がするのですけれどもなかなかこれっ!という同じグリップが見つかりません。 デザイン的にはホーグのラバーグリップに酷似していますがホーグのウッドグリップは両側がスピードローダ―カットのようなデザインなのでこれとは違うようなのです。 以前はラバーグリップと同じデザインだったというフォーラムの書き込みもありましたがその物の写真が見つからなくて定かではないのです。 NC Ordnance Inc.というところのグリップが一番近いように思いますが1980年代にはもっとほかの会社が作っていたのかもしれません。


ホルスターはビアンキのX-15でしょうか?
NC Ordnance Inc. のグリップが一番近いような感じなのですが!
 このリボルバーはガンツに奪われてしまうのですがまずS&W のM29 4インチモデルで間違いなさそうです。 まっすぐに伸びたバレル、フロントサイトに入った赤いインサート、長いシリンダーからそれとわかります。


赤いインサートと長いシリンダー?


バレルはストレートなのでM29でしょう!
 1911A1 ?
 ガンを奪われてしまったジャックは同僚から1911をもらい受けます。 ガバメントモデルに見えるのですが、スライドトップやフレームがつや消しではないので戦前のコマーシャルモデルではないかと思われます。 マグキャッチの上側に切り欠きが見て取れるのとハンマースパーがワイドなので1911A1の戦前コマーシャルモデルでしょうか? しかし、銃口を見ると9mmに見えます。 


1911A1戦前コマーシャルモデル!


見た感じ9mmに見えます!


ワイドハンマー!


45口径ではなさそうです。


9mmのいわゆるファットバレルでしょうか?
 しかしながらホルスターに入ったところを見るとメインスプリングハウジングにランヤードリングが見えません。 戦前のコマーシャルモデルにはナショナルマッチというモデルがあってランヤードリングが付いていないモデルがあるのです。 え〜?映画でそんなの使うか?ともう1度映画を見直してガバの写っているシーンを探したら変なものを見つけてしまったのです! 


ランヤードリングがない?


こちらの方がわかりやすい?


1911A1戦前ナショナルマッチ・モデル このモデルにはランヤードリングがありません。 
 変なものというのは2つあるのですが、まずはグリップスクリューの位置がおかしいのです! グリップの下側のスクリューがグリップエンドに近すぎます。 2つ目はグリップエンドはどうなっているのか?とよく見ていたらメインスプリングハウジングを止めるピンのあたりに何か付いているようなのです。 どう見てもブローニングハイパワーについているようなランヤードリングらしきものが見えます。 このガバっていったい何?


グリップスクリューの位置がおかしい!


スクリューの位置が下過ぎる!


なんだこれ?


サイドにランヤードリング?!
 さんざん悩んだ挙句、このおむすび型のランヤードリングはどこかで見たことがある! 歳をとると記憶があいまいになっていやですねえ。(爆) あ!スターだ!(今さらかい?) やっとすっきりしました。 警察署でのホルスターに入っているシーンと地下鉄の駅でのシーンはスターのモデルBが使われていたのです。 グリップスクリューもエンドに近いのでこれで正解だと思います。 エディー・マーフィーにガンを向けるシーンや最後にガンツのいるところに踏み込むシーンは1911が使われているようです。 やはりスターに合わせて1911も9mmにしたのでしょうか? 当時の映画ではガンが入れ替わるのはあるあるですね。


スター・モデルB 9mm


地下鉄のシーンでもランヤードリングが見えます!
 ガンツのリボルバー!
 ガンツはS&W の4インチリボルバーを終始使うのですが、最初に出てくるのはNフレームのモデル28ではないかと思います。 少し細めのバレルにフロントサイトのベースが少し高めだからです。 M27かもしれませんが仕上げが少し艶が無いように見えるのでM28としました。


フロントサイト・ベースが少し高い?


S&W M28


いわゆるハイウェイ・パトロールマン


こちらはM27。 仕上げがよくポリッシュされてきれいです!
 次の車の中のシーンではなぜかM29の4インチになります。 しかしグリップを見るとジャックのガンと同じではないですか! まだジャックから奪っていないのに!(笑) そのまま同じシーンでカットが変わるとM28に入れ替わります。 これも当時の映画ではあるあるなのでしょうか? そのあとの銃撃戦ではM29はジャックの手元に帰ります。 そしてガンを奪われてしまうのですが警察署のシーンでは残っていたスピードローダーからガンツはジャックと同じ44マグナムを使っていたということになっています。


あれ?このグリップはジャックのと同じ?


バレルがストレートなのでM29ですね!


あれ?シリンダーの前の隙間が大きい?


テーパーバレルなのでこのカットではM28になっています!


この後のシーンではシリンダーの前の隙間が多いのでM28ですね。


グリップも普通のオーバーサイズになっています。
 その他のガン!
 エディー・マ―フィーが手にするガンですが、最初に手にするでかいリボルバーはコルトののM1917に見えますがよく見るとフロントサイトがありません。 グリップはM1917の様なウッドグリップが付いていますがランヤードリングが付いていません。 たぶんバレルを切り詰めてM1917のように見せているようなのでコルトのニューサービスリボルバーではないかと思われます。


ちゃんと弾の弾頭が見えています。


フロントサイトがありません!


COLT NEW SERVICE リボルバー
 次に手にするのはバーで手に入れるジェニングス・オートです。 J-22かJ-25のどちらかだと思います。(22LRか25ACP) 最後にどこからか調達してくるリボルバーは見ての通りS&Wのモデル19の2.5インチですね。


こっそりとバーで銃をせしめます!


けどジャックに取り上げられます!


JENNINGS J-22


コンバット・マグナム?


このシルエットはおなじみですね!


S&W Model 19 2.5インチ
 ガンツの共犯のビリーが使うのはフロントサイトが高いのになぜかリヤサイトがないコルト・ニューフロンティア。 ほかにもS&W のM60やM36。 コルトのパイソン!? ショットガンは最近の映画では見なくなったイサカやハイスタンダードのショットガンがでていますね!


なんでリヤサイトがない?


コルト・ニュー・フロンティア


S&W M60?


S&W  M36?


コルト・パイソン?


右側にエジェクションポートがないイサカ!


ハイスタンダードのショットガン!


この俳優さんを見ると「コマンド―」の映画を思い出します。
音楽も似ているなと思ったら同じ人でした!


コマンド―で崖下に落とされてしまうシーン!


この人を見るとどうしてもブレードランナーを思い出してしまう!(笑)


印象的でした!
 今回は依頼をいただいてからスターの9oオートに気付くまで時間がかかってしまいなかなか記事にできませんでした。 自分のふがいなさを痛く受け止めた次第です。(汗) もしかして皆さんスターオートだと気付かれていたとか?!(大汗)





                                              5/6/2021
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