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| SAA のエイジド・カスタム! |
| もうすでに自慢の逸品の常連さんであるTombstoneさんから第3の投稿をいただきました。 今回は錆びたと言うよりは使い古したと言う感じのSAAを製作記と一緒に投稿いただきました。 |
| 以下はご本人から書いていただいたレポートです! |
| 久しぶりの製作です。 今回のサビ塗装は、少しサビが浮き始めた位でブルーも結構剥げている「鉄の地肌がグレーぽい感じ」の使用感のあるサビをイメージして製作しました。 TG&BSをアドベン文鎮SAAのスチール製を使用しました。 アドベン製のものはスクリューホールの位置が合わないため溶接で埋めてから穴を開けなおして、フレームとTG&BSの接合面、グリップ外形に合わせて研磨してモデルガンにありがちな取り付け面の不均等をなくしています。 ハンマー&トリガーは、CMCのスチール製を使用しサビ色の質感を強調した作品です。 グリップはCAWのベークライト製を装着し、シリンダーオーバーラン防止スクリューもTGに取り付けています。 内部パーツ類もボルトガイド(ステンレス)を装着、ボルト&シリンダーハンドは鏡面仕上げでシリンダーを交換すればファーストドローに使用できるチュ−ニングをしています。 |
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製作経緯になります。
@ TG&BSの加工
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| アドベン文鎮SAAの加工前はパーティングラインが残る鋳型から出した状態で削りしろがある一回り大きい作りです、グリップラインに合わせて研磨とパーティングラインの除去、トリガーガードの形状修正をしています。 |
| A フレームとTG&BSの面あわせ |
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| フレームとTG&BSの組み付け部分の平面処理でモデルガンにありがちな撓みとずれを修正しています。この工程で格段に見栄えが良くなります。 |
| B 下地塗装 |
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今回は鉄の地肌を強調したいので下地塗装には、ステンレスシルバーを使用しました。 |
| C 錆びたTG・BS |
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| 鏡面仕上げをしたTG&BSのサビ加工です、この後にポリッシュしました。 |
| D サビ粉黛塗装 工程1 |
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| フレームのサビ粉黛塗装1回目です。この後ポリッシュして2回目の塗装をしました。 |
| E サビ粉黛塗装 工程2 |
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フレームのサビ粉黛塗装2回目です。次はポリッシュして仕上げに入ります。 |
| F ポリッシュ工程 |
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| かなり鉄色になってきたような」此処まではイメージ通りに出来ています。 |
| G シリンダー&エジェクターチューブの粉黛塗装 |
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フレームと同じ工程でシリンダー&エジェクターチューブのサビ塗装2回目しました。次はポリッシュして仕上工程です。 |
| H シリンダー&エジェクターチューブのポリッシュ工程 |
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使いこんだ鉄の地肌ができてきました。 撮影状況の光源の位置で微妙に色合いが変化します。
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| I 鏡面仕上げのパーツ類 |
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パーツ類は、鏡面仕上げで作動が軽くなるように調整しています。ボルトガイドはステンレスの削りだしです。 |
| J ポリッシュ工程 |
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塗装が終わり、ポリッシュ工程の途中ですが使い込んだSAAの雰囲気ができてきたのではないかと思います。(ポリッシュは精密機械の手入れなどに使われるペーパークロスを使用しています。)
コンパウンド、耐水ペーパーでは削りすぎて失敗することもありますからペーパークロスを使用しています、これがけっこう時間がかかりますね。
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| K 完成フォト |
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| 完成しました。サビ塗装バージョン5です。 まだまだ満足できるものではありませんが次回作で進化させたいとおもいます。 |
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枯れ草の上に置いてみるとサビ塗装も良いですね。左から2番目が今回の作品です。 アメリカでは、実銃が錆びると値打ちが下がるようですが開拓時代の身を守る使いこなされた道具の感じを表現したくサビ塗装をしました。
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サビ塗装のGUNが勢ぞろいです。 右から CMC SAAシェリフ(塗装バージョン1) HWS パターソンロングバレル(塗装バージョン3) HWS パターソンショートバレル(塗装バージョン4) HWS SAAシビリアン 1(塗装バージョン2) HWS SAAシビリアン 2(塗装バージョン5) CAW SAAシビリアン・FDカスタム(塗装バージョン2)
次回の作品はCAWの49ポケットサビ塗装を予定しています。 オールドGUNにはサビ色が似合うのではないかな。
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Tombstoneさん、詳細なレポートありがとうございました。 皆さんも自分はこんなのを持っているぞ!紹介したいぞ!と言う方は是非投稿してください! お待ちしております!!
9/8/2011 |
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