Peko's Gun Box | |
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata) |
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Dirty Harry Shoulder Holster by Bucheimer/Clark |
ダーティー・ハリーのホルスター! | |
今回紹介するのは、Bucheimer/Clarkのショルダー・ホルスターです。 これを見て「あ、これは!」と思った方はかなりの通(ヲタ?)と言うことになるでしょうか?(笑) | |
ホルスターの裏側! |
Bucheimer/Clarkのマーク! |
ハーネスのデザインはこうなっています! |
ガンを押えるスプリングは内側に縫いこんであります! |
このホルスターはダーティー・ハリーの1作目でハリー・キャラハンことクリント・イーストウッドが使用したホルスターとよく似ているホルスターなのです。 よく似ていると書いたのは、このホルスターには色々な説があり、ローマン・レザー社製とする説やBucheimer製とする説などがあります。 ここにあるホルスターはBucheimer/Clarkとなっていてクラーク・ホルスターといっしょになった後のモデルなのですが、デザインは映画で使われた物とまったく同じ物だと思います。 ローマン・レザー社のホルスターはガンをホールドするスプリングが外側から縫い付けてあって映画で見られるホルスターとは少し違うようです。 ダーティー・ハリーの1作目は1971年でBucheimer社はまだClark社とはいっしょになっていなかったはず(?)なので、私はBucheimer社説が1番有力なのでは?と思います。 | |
![]() これがダーティー・ハリーのホルスターです! |
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このホルスターは6インチの大型リボルバー用ホルスターでちょうどシリンダーの部分に穴が空いていてそのすぐそばにスプリング・ワイヤーが内側から縫いこんであるのです。 6インチ用と書きましたが、ご存知ハリー・キャラハンが使うS&W M29は6.5インチのモデルでして、あの有名な銀行強盗のシーンの後、病院で手当てをしてもらうシーンがあるのですが、そこでホルスターが確認できます。 これはDVDには入っているのですが、テレビ放映版ではこのシーンはカットされている(?)らしいです。 ごらんのようにシリンダーの穴の部分を見ると、あの重いガンにもかかわらずシリンダーが上にずれています。 と言うことは6インチ用ホルスターに6.5インチのガンを入れているのではないか?と思いますが皆さんいかがでしょうか? 思うに1971年当時は6.5インチのガンなんて他になかったように思いますので6インチのホルスターしかなかったのでしょうね! | |
![]() 特徴的な右側のハーネスがここで見えます! |
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![]() ショルダー・ハーネスは皮ひもで留めてあるのが確認できます! |
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同じタイプのホルスター達! | |
当時このデザインのホルスターは色々なメーカーで作られたようで似たようなホルスターがけっこうありました。 私の手元にもいくつか同じタイプのホルスターがありますので少し紹介します。 | |
1つ目はClark社の4インチリボルバー用ショルダー・ホルスターです。 デザイン的にはBucheimer社の物と同じだと思います。 70年代初期の物でしょうか? 当時はこんなメダルが付いていたんですね! | |
2つ目はBucheimer/Clark社の4インチ・リボルバー用ショルダー・ホルスターです。 これはだいぶん後のものでしょうか? ハーネスがサファリランドやビアンキでおなじみのようなデザインになっています。 スプリングも外側から縫いつけてありますね! | |
3つ目は完全にBucheimer社のものをコピーした物だと思います。 Cathey Enterprises, Inc.とあります。 これも4インチ・リボルバー用ショルダー・ホルスターですね! | |
Dirty Harry Shoulder Holster by Ted Blocker | |
実はこのホルスターはもう8年ぐらい前に手に入れた物なのですが、ずっと里子(?)に出していたのです。(笑) GOODSのページで紹介している ナッシュやソニーのホルスターをテッド・ブロッカーに作ってもらった際にいっしょに送ってこれのレプリカを作ってもらおう!という企画だったのですが、ず〜〜〜っと試作が出来てこなくて先延ばしになっていたので、私もいつ送ったか忘れてしまうほどほったらかしになっていました。 年に何回か(笑)テッド・ブロッカーのMr.ブラウンに電話して催促してきたのですが、このたびやっと試作が出来上がってきたというわけです。 | |
テッド・ブロッカーで作ってもらったダーティー・ハリー・ホルスター! |
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ですが、このホームページのお客さんであるスピードマスターさんから「日本ではもう出来の良いレプリカ・ホルスターが出ているのでいまさらという感じでは?」とご指摘をいただいたのです。 確かに日本製の方が仕上げは良いし値段も手ごろと来ればそちらの方が良いかもしれません。 元々は神戸IMFさんの企画でテッド・ブロッカーに製作をお願いした物だったのです。 時間がたちすぎてもう没!という感じになってしまったのですが、せっかく作ってもらったホルスター!このまま埋もれさせるのももったいない気がしましたのて笑)、私が代わりに紹介しようと思った次第です。 | |
いつものようにテッド・ブロッカーの袋に入ってきました! |
なかなか苦労して作ってもらいました。 |
このホルスターを作るにあたり、テッド・ブロッカーでは使わない、ホルスターの中に縫いこむスプリングの調達に苦労したそうです。 その上スプリングの曲げも手でまげて調節するそうでけっこう手間をかけてもらいました。 今回のホルスターはちょっと気を効かしてもらって(?)6.5インチ用で出来てきました。 | |
裏側もコピーしてもらいました。 |
テッド・ブロッカーの刻印! |
ナッシュやソニーのホルスターに続きこの第3弾のダーティー・ハリー・ホルスターを作ってもらいましたが、スプリングが単品では調達できないのでまとまった数でないとオーダーできなくなってしまいました。 スタハチのショルダーやタクシードライバーのショルダーも作ってもらおうと思っていたのですけどね! 8/13/2008 関連記事! ダーティー・ハリーのM57!? |
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