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The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata) |
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Face / Off (1997) |
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フェイス・オフ・カスタム! | |
今回のお題は Face/Off(1997) なのですが、フェイス・オフと言えばもう「ああ、あの金色の45オート!」とすぐにわかる有名な映画ですので、まあ今回はおさらいと言う感じで軽く流してくださいね!(汗) | |
![]() 金色のスプリングフィールド・V12カスタム! |
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さてまず、このガンをインターネットで検索してみたらこのガンとまったく同じ物を2丁作ってしまったと言うツワモノがいました! この人はフェイス・オフの大ファンで彼の友人4人がこの映画の製作にかかわっていたそうです。 それで、スプリングフィールド・アーモリーに同じ物を2丁作ってくれるように頼んでみたそうです。 しかし版権はパラマウント・スタジオが持っているので契約で最低4箇所は違う仕様にしないと作れないと言われたそうです。 4箇所も違うと別の銃になってしまうので自分で作ることにしたわけで、ガンのインフォメーションは友人たちが映画関係者なので問題なく仕様がわかったそうです。 このホームページのお客さんのドク・トロイさんがゲストブックに書いていた情報はここからだと思いますが、このフェイス・オフ・カスタムは全部で5丁作られたそうで、5丁のうち2丁はニコラス・ケイジが、もう2丁はジョン・ウー監督がもっているそうで最後の1丁はプラネット・ハリウッドの展示用に貸し出されているそうです。 どの店に飾ってあるのかは判らないのですけどね。 この人はグリップの製作や24金仕上げなどを映画で使ったガンと同じところでやってもらったそうで映画とまるっきり同じガンで実弾を撃てるフェイス・オフ・カスタムを2丁作ったようです。 それにあのダブル・ホルスターまでも! ちなみにこのガン、2丁セット+ダブル・ホルスター付きで$12000.00で売りに出しているようですよ!(汗) 皆さん、いかがですか? | |
フェイス・オフ・カスタムの仕様は? | |
![]() 24金メッキに各パーツがブラック・Tコートされています。 |
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![]() エジェクション・ポートが広げられています。 |
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写真を見てのとおり、リコイル・スプリング・カバーの部分の丸みが少ない特徴的なフレームはスプリングフィールド・アーモリーのブラジル製フレームに間違いありません。 スライドにはもちろんスプリングフィールド・アーモリーの文字のほかにスプリングフィールド・カスタムの刻印が見えます。 スライドにはコンプのように上にガスを逃がす穴が空いておりV12と呼ばれるモデルなのは皆さんご存知のとおりです。 リヤ・サイトはHEINIE製サイトで最近はやりの後ろ側が前に傾いたスラント・サイトではなく、少し後ろに傾いたシルエットがくっきり出るタイプです。 | |
![]() 左の形のHEINIEサイトですね! |
HEINIEサイトにこの形のハンマー! |
エジェクション・ポートはブランク用に少し広げられ、バレルのロッキングは削り取られてチャンバーの前側は斜めになっています。 バレルはもちろんブッシング・レスのコーン・バレルで12個の穴が6個ずつ左右に斜め上方に向かって開けられています。 それをかわす様にスライドにも細長い穴が2つ開けられてガスを逃がすようになっています。 スプリング・ガイドはロング・タイプですね。 フレームにはフロント・ストラップにチェッカーが入っています。 セフティーはスウェンソン・タイプのアンビ・セフティー、 ビーバーテール・グリップ・セフティーはメモリーグルーヴのないプレーン・タイプ、 ストレートにチェッカーの入ったメインスプリング・ハウジングが組み合わされています。 グリップはエボニーのスムース・グリップに竜の柄と東洋色豊かな仕様ですね。(悪く言うと趣味が悪い?) トリガーは三角の穴が空いたスケルトン・タイプでこれはたぶんプラ製のライト・トリガーだと思います。 ハンマーも見てのとおり、スプリングフィールドでよく見る三角の穴が開いた軽量ハンマーですね。 グリップと色を覗けば(笑)このガンはちゃんとしたカスタム・キャリー・ガンだとわかります。 | |
この形のグリップ・セフティー、たぶん固定されているはず? |
トリガーはこれですね! |
![]() 趣味の良い(?)グリップ・デザイン! |
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![]() スプリング・ガイドもブラック・Tコートのロング・タイプですね! |
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スプリングフィールド・アーモリーではサイトやチェッカーなどを自分の好みに仕上げてくれるオーダー・メイド・カスタムが作れるので、このガンもオーダー・メイドで作られたカスタム・ガンだと思います。 ただし24金メッキのオプションはないのでこれはプロップ・ガンに改造された時に行なわれたと思います。 そしてバレルや各部品をブルーではなくブラック・Tコートされているのはコントラストを強調するのが目的なのでしょうね。 ロッキング・ラグを加工したあとでブラック・Tコートされているのでやはり改造後にされたものだと思います。 東洋的なグリップと並び、ジョン・ウー監督の指示なのでしょうね。 ジョン・ウー監督と言えばこの映画にも例に漏れず2丁拳銃両手撃ち、スローモーションを多用、壁に向かい合っての撃ち合い、白い鳩(?)が出てくるシーンがあります。 |
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![]() 派手な火が吹き出るエキゾースト・ポート! |
![]() トラボルタも2丁拳銃両手撃ち! |
![]() ジョン・ウーと言えば92Fの両手撃ち!(笑) |
![]() スローモーションで鳩も出演! |
![]() フェイス・オフ・カスタムとSIG |
![]() お約束の壁を堺に撃ち合い! |
カスタム・ダブル・ホルスター! | |
さてもう1つ、気になるのがニコラス・ケイジが腰の後ろにつけているホルスターですね。 シェル型でグリップ側から引き抜くようになっています。 ホルスターの真ん中にコールド・スティールのセイフ・キーパーが仕込んでありました。 ホルスターの側面に刻印が見えますが、これはどう見てもGALCOと書いてあるようです。 個人でカスタム・ホルスターを頼んでもまったく相手にしてくれないガルコ・ホルスターですが、マイアミ・バイスなどテレビや映画にはカスタム・ホルスターを提供しているようですね。 | |
![]() どう見てもGALCOと書いてあるように見えるSOBホルスター! |
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![]() COLD STEELのSAFE KEEPER! |
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その他のガン! | |
この映画には珍しいガンが最後の方で出てきます。 ロシア製スチェッキン・マシン・ピストルですね。 快調にフルオートで作動していましたが、ちょっと弾が出すぎのような気が・・・。 まあ各シーンでのサブ・マシンガンの射撃シーンでもちょっとワン・マガジンで弾が出すぎだろう!と突っ込みたくなりますが、そこはまあ映画ということで楽しんで見るのが良いと言うことにしましょう。 GUN BOX のスチェッキン・マシンピストルの記事はこちら! そしてトラボルタが教会のなかで拾うサブ・マシンガン! MAC10に似たような見たことのあるようなサブ・マシンガンは映画では珍しい南アフリカ製Milkor BXPサブ・マシンガンでした。 |
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![]() スチェッキン・マシン・ピストル! |
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![]() これは珍しいBXPサブ・マシンガン! |
![]() 映画に出ているのはあまり見たことがありません。 |
![]() MAC10を参考に作られました。 |
![]() 9mmパラで1000RPM! |
![]() スコーピオン・サブマシンガン |
![]() 久しぶりのミニ・ウージー |
今回のレポートはもう皆さんおなじみの知れわたった45オートでしたが(汗)参考になりましたでしょうか? 次回は一部の人にはひじょうに思い入れのある(?)マイケル・マンの「クラッカー」 Thief (1981)で行ってみたいと思います。 2/25/2008 |
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