Peko's Gun Box | |
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata) |
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Starsky & Hutch (2004) |
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スタスキー・カスタム? | |
今回は映画 Starsky & Hutch (2004)でスタスキーが使ったちょっと変な(?)45オートを見てみたいと思います。 スタハチといえば赤いフォード・グラントリノ、S&W M59、コルト・パイソンと私と同年代(?)の方は思い浮かべると思います。 映画でスタスキーを演じるベン・スティラーはスタハチの大ファンでこの仕事も喜んで引き受けたそうです。 テレビで見ていたスタハチは、ハッチは結構まじめでスタスキーは少しちゃらんぽらんな印象を持っていたのですが、映画ではその逆のような感じを受けました。 映画の脚本を書く人にもよるのでしょうけどね。 |
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![]() スタスキーが使う45オート! ブッシング・レスでコーン・バレルです。 |
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映画でのスタスキーはコンバット・コマンダー(?)のような45オートを使っていたのですが、ちょっと見た感じコマンダーとは少しバランスが違うように見えます。 コマンダーと言えばガバメント・モデルよりスライドが短いのですけどスライドだけでなくフレームの先端部分、レコイル・スプリングをカバーしている部分もガバメント・モデルより短いのですが、このスタスキーの持つ45オートはどうもスライドだけが短く、フレームは普通のガバメントと同じように感じるので、ガバメントの5インチ・スライドを短くしてあるのでは?と思います。 前からのカットを見ると、どうもブッシング・レスでコーン・バレルのようですね。 | |
![]() キングスのアンビ・セフティーにビーバー・テイルが見えます! |
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セフティーはナッシュ・カスタムと同じ KINGSのアンビ・セフティーのようです。 このセフティーはスウェンソン・タイプよりレバーの位置が少し低くて誰にでも扱いやすく右側のグリップを加工しなくても付けられるので映画ではよく見かけます。 が、Kings Gun Works と言うのはLAのバーバンクというところにあるのですけど、ワーナー・ブラザースやユニバーサルなどの映画会社もこのバーバンクにいっぱい集まっています。 映画の都ハリウッドとよく言いますが、ハリウッドには実はほとんど映画を作っている会社はないのです。 パラマウントぐらいでしょうか? バーバンクにはディズニー・スタジオやCBSなどの放送局もたくさん集まっているのです。 ですから、Gibbonsをはじめ、映画のプロップ・レンタル会社もこの近くに集まっているわけで Kings のパーツを手に入れやすいというのが、あるのかもしれませんね。 | |
![]() フル・レングスのレコイル・スプリング・ガイド! |
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他にもフル・レングスのレコイル・スプリング・ガイド、コマンダー・ハンマー、ビーバー・テイル・グリップ・セフティー、メイン・スプリング・ハウジングはアーチ型のようです。 リヤ・サイトはノバックでしょうか? スライド・トップはフラットになっているようです。 グリップはコルトのメダリオンが入った純正のチェッカーですね。 しかし、一番目につくのは異常に大きいエジェクション・ポートですね! 前後長が通常の1.5倍くらいはあるみたいです。 デトニクスのように大きいエジェクション・ポートは他のカスタムでは見たことがありません。 しかし、何かこうただ派手で取って付けたようなカスタムではなく、映画のプロップにしてはかなり実用的な感じを受けました。(う〜ん、誰が製作したカスタムなのでしょう?) | |
![]() コマンダー・ハンマーにノバックのリヤ・サイト? エジェクション・ポートが大きいなあ! |
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スタスキーはバックアップにもう1丁、アンクル・ホルスターに入れたS&W M19 2.5インチのコンバット・マグナムも使います。 | |
![]() バック・アップ・ガンはアンクル・ホルスターに! |
![]() S&W M19 2.5インチ! |
さて、ハッチのほうはいわずと知れたコルト・パイソンを使っています。 冒頭の紹介のシーンでは4インチを使っていましたが、後はちゃんと(?)6インチ・パイソンを使っていました。 グリップはコルト純正のオーバー・サイズです。 | |
![]() 最初の場面ではコルト・パイソン4インチ! |
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![]() 後はずっと6インチ・パイソンです! |
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映画を見ていたら二人ともラバー・ガンを使っているシーンがありました! スタスキーの45オートはグリップは茶色に塗ってありますが、エジェクション・ポートは黒いままです。 ハッチのパイソンはグリップが黒のままでまるでパックマイヤーのようです。 ボーっと見ているとぜんぜん気がつかないのですけど、この場面には発砲するシーンがないのでラバー・ガンで済ませたと言うことでしょう。 | |
![]() あ!ラバー・ガンだ! ハンマーもエジェクション・ポートも光ってない! |
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![]() ハッチのパイソンもラバー・ガンです! |
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特注のホルスター? | |
ここで気になるのは、彼らの使うショルダー・ホルスターです。 この映画では二人とも左利きですがオリジナル・テレビ・シリーズではスタスキーだけが左利きでした。 テレビ・シリーズでは LEWIS と言う会社のホルスターを使用していたのですが、この映画でもよく似たものを使用しています。 ホルスター部分はよく似ているのですが、ショルダー部分はビアンキのX−15のようなデザインになっています。 LWWISホルスターは、ホルスターの外側だけでショルダーにつながるのが特徴なのですが、彼らの使うショルダーはビアンキのX−15のようにホルスターの外側はショルダーの前側に、ホルスターの裏側はショルダーの後ろ側につながるデザインなのです。 このタイプのショルダーは今どこも作っていないと思うのですが、映画が2004年の作品と結構新しいので もしかしたらどこかの特注品かも知れません。 | |
![]() ビアンキのX−15のようなホルスターですが、LEWISのように外側にテンション・スプリングが縫い付けてあるようです。 |
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![]() ちょっと見たことがないホルスターだなあ! |
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ところが、途中からハッチ刑事のショルダー・ホルスターは LEWISのホルスターと同じデザインでショルダーの部分もグレーの色のものに変わります。 しかし、ホルスター部分はスタスキーの物と同じもののようです。 LEWIS ホルスターのリボルバー用はシリンダー部分が四角く盛り上がっているのが特徴なのですがこれにはありません。 これもたぶん特注ではないかと思うのですが、いかがでしょうか? | |
![]() ハッチのホルスターは途中からLEWISタイプに変わります。 |
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![]() 肩の部分がグレーのレザーで1本のストラップでベルトに止めるタイプです。! |
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結局どこ製かわからずじまい! ホルスターに詳しい方、教えてくださ〜い!(笑) | |
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Starsky & Hutch TV series Season 1 (1975) | |
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せっかくなのでテレビ・シリーズのほうも見てみましょう!(アメリカでは第4シーズンまでDVDは出ているのですが、ここでは第1シーズンを見てみます!) 一番最初のパイロット版ではスタスキーはコルトの45オート、ハッチはS&W M10あたりのスナブ・ノーズを使いました。 番組最初のタイトル画像はみんな1話のパイロット版からほとんど構成されています。 舞台はベイ・シティーPDとなっていますが、撮影はほとんどLAで行われました。 | |
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最初に映るタイトルの映像は第1話の場面で、よく見ると二人の手には 1911とスナブ・ノーズが握られています! | |
![]() どう見てもガバメント!? |
![]() ハッチの手にはM10? |
2話からはスタスキーはS&W M59、ハッチはコルト・パイソンの4インチを使います。 パイソンの4インチは純正のコルトのメダリオンがついたオーバーサイズ・グリップですが、それも4話までで5話から6インチ・パイソンにパックマイヤーのラバー・グリップに変わり第1シーズンは最後までこれで変わりませんでした。 やはりスタハチといえば、M59に6インチ・パイソンと言う印象が強いですよね! | |
![]() 言わずと知れたM59! |
![]() 4話まではパイソン4インチ! |
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やっぱりスタスキーはM59、ハッチはパイソンの6インチですね! パックマイヤーが付いています! | |
久しぶりにちょっと「なんじゃ、それ?」 | |
第3話での銃撃戦でほんの一瞬ですが、スタスキーのM59がガバメントに入れ替わります。 M59の予備のバックアップ・プロップを持ってきていなかったんでしょうね。 | |
![]() 第3話でのM59の連射! |
![]() あれ?スライドにセフティーが無い! あ、ガバメントだ! |
![]() 16話では珍しくM59にサプレッサーを付けています! |
![]() 10話で登場するハッチのバックアップ・ガン! |
スタハチのショルダー・ホルスター! | |
さて、彼らの使うショルダー・ホルスターは? スタスキーは第1話のガバメントの時も2話からM59に変わった後も LEWIS のホルスターを使っています。 |
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![]() LEWISのホルスターにガバメント! |
![]() M59に代わっても同じホルスター |
ハッチのほうはと言うと1話のS&W M10の時はどうもビアンキのX−2100のように見えます。 2話〜4話のパイソン4インチの時はビアンキのX−15のようです。 5話からのパイソン6インチになってスタスキーと同じ LEWIS のホルスターになります。 リボルバー用なので四角い出っ張りが見えますね! | |
![]() ビアンキのX−2100かなあ? |
![]() 2話からX−15に! |
![]() パイソン4インチとX−15! |
![]() 5話から6インチになってハッチもLEWISに! |
![]() ホルスターの外側を吊るすタイプのLEWIS! |
![]() リボルバー用はシリンダーのところが膨れています! |
いや〜、いまさらスタハチのレポートなどしてもみんなご存知だったと思うのですが、まあガンとホルスターにしぼってレポートさせていただきました。 次回は、もっと有名な「ゲッタウェイ」をやれ〜!と言うリクエストがありましたのでそれをレポートします。(汗) これもいまさらと言う感じですが、どうなることやら!(笑) 7/9/2007 |
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![]() リメイク版の映画にもご本人たちが出演しましたね! |
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